足るを知ること

皆さん、こんばんは。
それでは、今日も格言をご紹介したいと思います。

『足るを知る心を養うことはわたしたちが共存していくうえで欠かせないことです。』
【参考文献】
ダライ・ラマ法王14世著
黒輪篤嗣訳
心を見つめる言葉
飛鳥新社.2014

 京都にある、龍安寺というお寺には、『知足のつくばい』と呼ばれているつくばいがあります。

 そのつくばいには、文字が刻まれており、真ん中の正方形のくぼみを漢字の『口』として、時計回りに文字を呼んでいくと、『吾唯足知』と読むことができます。

 私たちは、どうしても、今の現状に満足できず、常に何かを求めて行く傾向にあります。向上心というのは大切なのかもしれませんが、今、自分がどれだけ満たされているのかを自覚するのは、もっと大切なことです。私たちは、一昔前の人たちに比べると、考えられないほどの快適な生活をしているのですから。

 今、恵まれている部分が多くあるということを自覚し、あまり余計なものは求めない、そのような思考が、私たちの良き未来を作り上げることができるかもしれませんね。

誠実であること、正直であること、思いやりをもつこと

皆さん、おはようございます。
それでは、今日も格言をご紹介したいと思います。

『誠実であること、正直であること、思いやりをもつことを日々、心がけてください。』
【参考文献】
ダライ・ラマ法王14世著
黒輪篤嗣訳
心を見つめる言葉
飛鳥新社.2014

 誠実であること、正直であること、思いやりをもつことは簡単なようでいて、実行できないことではあるかもしれません。

 自分にとって、災難と思えるような出来事に遭遇したりすると、心がすさんで、誠実さや正直さをどこかへ追いやってしまいたくなることでしょう。

 ただ、そのような逆境に立たされた時だからこそ、誠実さ、正直さ、思いやりをもつことが試されているのかもしれないのです。

 心のどこか片隅でも良いので、誠実、正直、思いやりの気持ちを持ち続けたいものですね。

今日という日を昨日以上に使う

皆さん、こんにちは。
それでは、今日も格言をご紹介したいと思います。

『毎日、朝起きるたび、次のように心から誓ってみるのもいいでしょう。「きょうという一日を、きのう以上に、善いことのために使おう」』
【参考文献】
ダライ・ラマ法王14世著
黒輪篤嗣訳
心を見つめる言葉
飛鳥新社.2014

 『朝』という言葉を分解すると、『十月十日』となります。『十月十日』とは、人がこの世に生を受けるまでの日数であるので、『朝』は全てが新しく始まるという意味をもっているのではないかと、どなたかの本で書かれていました。

 毎日は、同じように感じても、全く同じ日というのは、存在しないのですよね。それこそ、日々、何らかの変化があるのです。その毎日の中で、1パーセントでも良いことに使い、積み上げていけば、ふと、振り返った瞬間、自分の周りの環境が全く違ったものに様変わりしているかもしれません。

 昨日から今日にかけて、いきなり大きな変化を起こすことはできないかもしれませんが、少しずつ、着実に変化を起こすことはできるのではないでしょうか。

苦しい状況に置かれたとき

皆さん、おはようございます。
それでは、今日も格言をご紹介したいと思います。

『苦しい状況に置かれたときほど、知恵や内面の強さが身につくものです。このことは覚えておいて損はないでしょう。』
【参考文献】
ダライ・ラマ法王14世著
黒輪篤嗣訳
心を見つめる言葉
飛鳥新社.2014

 人生において、苦しい時というのは、何度も訪れるものです。ただ、その苦しい時にこそ、色々な経験をすることができるのではないでしょうか。そして、それらの経験は人生において、きっと役に立つことでしょう。

 自分を無理に苦しい状況に陥れる必要はありませんが、もし、苦しい状況になった場合は、自分を磨くチャンスが訪れたと少しでも前向きに考えることができれば良いかもしれませんね。

幸せと喜びの源は、わたしたちの内にある

皆さん、おはようございます。
それでは、今日も格言をご紹介したいと思います。

『究極的には、幸せと喜びの源はわたしたちの内にあります。』
【参考文献】
ダライ・ラマ法王14世著
黒輪篤嗣訳
心を見つめる言葉
飛鳥新社.2014

 幸せと喜びは、周りからもたらされるものだと感じるかもしれませんが、実は私たちの中にあるのでしょうね。

 私たちが直面する物事を、どのように受け止めるかは、私たち自身にかかっているのですよね。幸せと喜びは、いつでも感じることができるのかもしれません。

 こうして、生きていることだけでも、とても素晴らしく感謝できることなのではないでしょうか。

心を鍛える

皆さん、こんばんは。
それでは、今日も格言をご紹介したいと思います。

『体を鍛えることとちがい、心を鍛えることには限界がありません。』
【参考文献】
ダライ・ラマ法王14世著
黒輪篤嗣訳
心を見つめる言葉
飛鳥新社.2014

 体を鍛えることは、あまり無理をしすぎると、体を壊してしまいますが、心は鍛えたからといって、心が壊れることなどはなく、むしろ更に高みに到達することができるのでしょう。

 心を鍛える場は、いつでもどこにでもあるのではないでしょうか。感謝の気持ち、思いやりの気持ち、心を平安に保つなど、様々な場面で心を鍛えることができるのです。もしかすると、自分が窮地に追い込まれた時は、心を鍛える絶好の場なのかもしれません。

 より良い人生にするためには、日々、心を鍛えることは必要不可欠なものかもしれませんね。

心の平安の敵は内にいる

皆さん、おはようございます。
それでは、今日も格言をご紹介したいと思います。

『心の平安の敵は、わたしたちの心の外にではなく内にいます。』
【参考文献】
ダライ・ラマ法王14世著
黒輪篤嗣訳
心を見つめる言葉
飛鳥新社.2014

 周りの状況によって、心が乱れることは、少なくないと思いますが、状況をどのように受け止めるのかは、私たち自身なのです。

 困難と思える状況に対して、心を乱されることはあるでしょうが、心が乱れるか、乱されないかは、私たちの考え方次第なのですよね。

 心の外は大嵐になっていたとしても心の中は穏やかで静かである、難しいことかもしれませんが、心の中をコントロールできるのは、他の誰でもなく、私たち自身だけなのですよね。