なぜ、人は電車の中でスマホを使うのか

 電車の中、特に都会を走っている電車では、スマホを使う人がとても多いと思いませんか?8〜9割くらいの人は、何かしらスマホを操作しているように思えます。
 
 スマホは本当に便利な道具ですよね。メールチェック、SNSのチェック、ネットショッピング、ゲーム、動画の視聴、音楽の視聴、読書など、スマホ一台で出来ることは計り知れないです。今までパソコンでしか出来なかったことが、スマホがあれば、パソコンの代わりになる、手のひらに収まる小さなパソコンを皆さんが持っているような感じでしょうか。
 
 スマホを電車の中で使うことで、様々なことができちゃいます。通勤で電車を使っているビジネスパーソンであれば、出勤前にスマホでニュースをチェックしたり、英語の勉強や、何かの資格取得のための勉強を、スマホのアプリや動画視聴で出来たりもしますよね。また、ネットで日用品の買い物も出来ますし、例えば家賃の振り込みをしないといけない場合でも、スマホで振込ができちゃうわけです。電車に乗っている時間を有効活用できるわけです。
 
 ガラケーが大半だった頃は、ガラケーで出来ることは限られていました。電話とメールチェック、ガラケー用のホームページの閲覧、簡単なゲームくらいでしたよね。そんなガラケースマホは大違いです。スマホが私たちの生活様式を変えたと言っても言い過ぎではないかとも思います。
 
 スマホはとても便利な道具ではありますが、スマホもフル回転、脳もフル回転していては、スマホも脳も疲れてしまいます。せめて、電車に乗っている間くらいは、スマホも脳もお休みしては良いのでは?
 
 スマホをいじっていないと落ち着かない、手持ち無沙汰だと感じる人もいらっしゃるでしょうが、たまには、ちょっとスマホをいじる手を止めて、ボーッとしてみる、電車の窓から見える風景を見てみる、車内広告を見る、周りの人の人間観察をしてみるなんてのはどうでしょう?
 
 スマホの小さな画面を見るのではなく、スマホよりも大きなこの現実の世界を眺めてみると、新たな気づき、新たな世界が広がってくるかもしれませんよ!