AIに仕事は奪われてしまうのか?

 今、世の中には、様々な場面でAIが使用されています。そして、AIが更に普及することによって、無くなってしまう仕事が増えてくるとも言われていますが、本当にそうなのでしょうか?
 
 確かに、人の代わりに、AIが仕事をする場面も増えてくるかと思います。例えば、完全自動運転によって、運転者という仕事が少なくなるなど。
 
 ただ、一方でAIが普及することによって、AI関連の仕事は増えてくるでしょうし、労働力不足をAIで補うということも出てくるでしょう。それに、どうしてもAIでは出来ないということもありますしね。
 
 AIで出来ないことって、何でしょう?
 
そのうち、出てくるのかも知れませんが、現時点では、AIには、身体や心、感情など、人間が持っているものを持ち合わせていません。
 
 これらは、いくらAIが発達、進化したとしても、難しいのではないでしょうか。人間にしかできないことは、これからもずっと、あり続けると思います。AIでは、感情分析はできるようになってきたようですが、なぜ、その人がそのような感情を持っているのか、その人の心の奥底にあるもの、その感情に至った理由をAIが推し量ることは難しいと思います。
 
 また、人間が持っている直感という感覚もAIで賄うことはできないでしょうし、目標値を設定することはできたとしても、夢を思い描き、実現するということはできないでしょう。
 
 人間にしかできないことというのは、たくさんあると思います。AIの普及に過度に不安や心配をせずに、今、自分ができること、これから自分ができることを、よく考えて、行動に移していく、そのような心構えが大切になってくるのではないでしょうか。